「やりがいのある仕事」という幻想

暮らし

これを読んで
仕事に対する考え方が変わった。

一時期ドハマりしていたNARUTOの
イタチのセリフを思い出した。

人は誰もが
己の知識や認識に頼り
縛られ 生きている

それを現実という名で
呼んでな

しかし知識や認識とは
曖昧なモノだ
その現実は幻かもしれない

人は皆
思い込みの中で生きている
そうは考えられないか?

NARUTO・42巻


いや、もうまさにその通り。
今まで私は思い込みの中で生きてました。


読んでいた学生時代にも
衝撃を受けたセリフだから
覚えていたんだけど
大人になった今でも刺さる言葉。

「やりがいのある仕事」という幻想から
心に残った文を抜粋。

金と権力の作用

資格とか職種に対して、
「人間の最も大事な要素」だと
決めつけないことが大切だ。

無意識のうちに、
「人よりも立派な仕事に就きたい」と
願っていたりする。

そういう仕事に就けば、  
人間としてレベルアップして、
みんなから尊敬されるだろうと、
勝手に思い込んでいる。

職業に貴賎はなく、
どんな仕事でも偉い、偉くない
ということはない。

無職であっても、
人の価値が下がるわけではない。
同様に、金持ちが貧乏人よりも偉いわけではない。
どんな仕事で成功しても、
人間として偉くなれるわけではない。

「やりがいのある仕事」という幻想

無理に働く必要はない

そもそも、就職しなければならない、
というのも幻想だ。

人は働くために生まれてきたのではない。

どちらかというと、
働かない方が良い状態だ。

働かない方が楽しいし、疲れないし、健康的だ。
あらゆる面において、
働かない方が人間的だといえる。

ただ、一点だけ、お金が稼げないという
問題があるだけである。

「やりがいのある仕事」という幻想

やりがいとは何か?

手応えのある仕事というのは、
簡単に終わらない、
ちょっとした苦労がある仕事のことである。
同様に、やりがいのある仕事も、本来の意味は、
やはり少々苦労が伴う仕事のことだ。

自己鍛錬にこそ手応えがあり、
やりがいがあるのだ。

「やりがいのある仕事」という幻想

難しくて冷たい?

温かい言葉とか、温かい態度とか、
そういうのがはっきり言って嫌いである。

「ぬくもり」なんて言葉も胡散臭い。

そもそも「温かさ」というのは、
人にかけるものではなくて、
自分で感じるものだろう。

「やりがいのある仕事」という幻想


やっぱり大事なのは
他人にどう見られるかではなく
自分がどうありたいのか。


やりたいことにお金が必要ならば
働いて稼げばいいし、

働かなくて生活できるお金があるなら
働かなくてもいいんだよね。


仕事をするにも
どうせやるなら楽しい方がいい、
やりがいがあった方がいいと思うけど、
どちらかと言えばというだけで
絶対そうじゃなければいけないわけじゃない。


私はやりたいことが見つからない
やりたいことを仕事にしなきゃと
ずっと思っていたけど

この本を読んで
仕事に生きがいを見出さなくても
全然いいじゃんと気持ちが軽くなった。


自分が出来る仕事でお金を稼いで
そのお金で自分が幸せになれる
何かと交換する。


とても単純なことだった。


もっと自由に
もっと楽しく
もっと柔軟に生きたいと思った。


これから生きていくための
ヒントをくれた一冊。







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